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初めて健康食品を製造する際に陥りやすいミス

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初めて健康食品を製造する際に留意いただきたい事項 ・各原料・各資材の調達数量

 

原料、製造、資材、包装加工それぞれのロットがございます。

製造する場合、ロスを0にして製造することは現実的に不可能です。

そのため納品する数量より少し多めの資材を準備する必要があります。
それに加えて、原料や資材、包装する工程でもそれぞれ最小ロットもあるため、少数での製造をご希望の場合、それに伴うロスが発生することがあります。



・製造ロットについて

製造ロットについては覚えていただく必要がある事項がございます。

 

例えば、ソフトカプセルを10万粒製造するとなった場合、1粒300mgの場足、オイル原料が30kg必要とします。
この場合、原料を30kgぴったり調達すると、製造段階でロスが発生して30kgでは足りなくなります。
結果として、10万粒ではなく、例えば9万9,000粒しか製造できなかいということなどは、サプリメント製造では一般的な事柄になります。(製造ロス率には多少の変動あり)このソフトカプセルが1つの容器に90粒入りだと、製品数量は1,100本分となります。

 

もし10万粒定数で90粒入り1,111本分の出来高数量を必ずご希望の場合は、工場で10万粒以上仕込まないといけないので、その分の原料や資材の量を予め多めに発注しておく必要があります。(そこにさらに原料や資材のロット数が影響してきます。)

 

ここでよく起きる結末が、10万粒で発注したのに(10万粒分の原料のみ手配)最終出来高数量が10万粒に満たないことで行き違いがあることです。
そのため、お客様から発注をいただく際には、ご希望される最終出来高数量の確認をさせていただきます。

・10万粒分の原料で製造できる量で製造させていただくのか?
・必ず10万粒分を確保するために、少し多めの原料で手配させていただくのか?

この点において、見積もりを提出する段階からお客様と弊社双方の認識をしっかりとすり合わせの必要がございます。




・製品を構成する各資材の手配を発注の際に、各部材・資材の手配をお客様と弊社どちらで行うかを明確にする必要がございます。

例えば瓶+化粧箱の商品の場合、 瓶本体、キャップ、瓶用ラベル、化粧箱など色々な資材が必要になってきます。
それぞれの資材に対して、どちらが供給するのかを事前に決めさせていただきます。

 


・保存環境も考えて選定する

健康食品は食品のため、極端な保存状況によっては著しく経時変化致します。
また、商品の形状や材質によって、耐久性が異なってきます。
そのため温度、湿度、紫外線なども考慮して容器等を選定する必要があります。

 


・デザイン、中身が見えるかどうか


ラベルとの兼ね合い
ラベル貼る位置、工場の基準に即した大きさ、綺麗に貼付できる材質かなどを踏まえて選定致します。




以上の項目に留意していただくことで、お客様にとって希望される最高の商品を製造することが可能となります。
ぜひご参考にされてください。