サジーとチベット医学

古典医学書の中のサジー

サジーは1300年前から伝わる「薬草」

四部医典《8世紀約(1300年前)編集著作医聖ユトク・ニンマ・ユンテングンポ》チベット医学の書。四編構成から四部医典と呼ばていましたが、四部医典は一般の人には難解でした。医療や医学は今よりももっと一部の人たちのものだったでしょう。

この四部医典をベースに1688年四部医典タンカ全集という図解入りの書物が作られました。

四部医典タンカは

 

  • チベット医薬学の基礎
  • 人体の解剖学的構造
  • 生理機能
  • 疾病の病因・病理・ 症状
  • 疾病の診断方法と治療原則
  • 薬物の種類・性味・用法
  • 飲食
  • 起居
  • 衛生保健の知識
  • 医療者の道徳と心得

 

などを系統的に描写しています。

 

サジーは常用和漢として記載されています。
このようにサジーは古い医学書にも記載されるほど、昔から重宝されていたことがわかります。

タンカに描かれたサジー

タンカはチベットの寺院にある絵のこと。

タンカに描かれるのは、仏像、物語、風景です。 それは文字を解さない人たちに、絵をもって仏教を図解したものです。チベット医学では、この伝統をうまく利用して、難しい内容を、絵で分かりやすく表しています。 医学の理論、人間の生理、診断の方法、薬草などの絵は、描写がとても正確で、 それを見る人を驚かせます。

その古き医典のなかでサジーは薬物として登場しています。
きっと古くからサジーが人々に食されてきて、副作用もなく日々の生活の中で効果や効能を実感したからでしょう。